先週から4泊6日でニューヨーク出張だった。
これまでニューヨークには出張で3度訪問しているが、タイムズスクエア近くのホテルは非常に高額であるため、それなりに安く済ませようとすると(大体200ドル前後で探す)宿泊先が限定される。
1度目はHoliday Inn New York City-Midtown-57th St.、2度目はHotel Pennsylvania New Yorkに宿泊したが、今回のYOTEL New York at Times Squareはこれらに比べて総合的に一番コスパが良いホテルだった。
チェックインがコミュニケーションレスで楽
まず、海外のホテルで面倒なのがチェックインである。特に安いホテルだと、チェックインするまでに時間がかかったり、英語でうまく伝えられなかったりして何かとやきもきすることが多い。
このホテルは入り口の端末のみでチェックインが完結するため、非常にスムーズである。日本語表記はないものの、初歩レベルの英語が読めれば困ることはない。
チェックアウトのときは、4階の受付でカードキーを渡すだけ。
この端末を使ってチェックインする
余談であるが、このホテルが注目を浴びるきっかけとなったと言われている荷物預かりロボのYOBOTはついぞ動いている姿をみることはなかった。故障しているのか、動かすのが面倒なのか・・・
YOBOTは動いていなかった
ちなみに、帰国日のホテルからJFKまでのタクシーは4階のコンシェルジュに言って予約したが、4階にある端末でも予約できるみたいだった。(でもせっかくだから本場のUber使えば良かった)この端末はブロードウェイなどのチケットも予約できるみたい。
近未来的で清潔な部屋
部屋は狭いながらも明るいし清潔。何より、自動で動くベッドやテレビからスマホの音楽を出力することができるイヤホンがあったりと、何かと近未来的。Wifiも無料で大体15M前後は出ていた。また、バスタオルをかけるところがスイッチで熱くすることができ、常に乾いたタオルを使える。
特に気に入ったのがベッド。レビューでは、枕がやわらかすぎるとかベッドが固いなどといったコメントがあったが、個人的にはとても良い寝心地で疲れを取ることができた。(単なるスプリングベッドだったHotel Pennsylvaniaに比べたら雲泥の差・・・)
ベッドはスイッチで動かすことが可能。なおこのホテルのハンガーは無印良品のハンガーらしい。近くのタイムズスクエアにもMUJIがある。
朝食のコーヒーとマフィンが美味しい
普段朝食を摂らない私にとっては、プライベートの旅行ではまだしも、ホテルの(バイキングなどの)朝食は多すぎてもったいない。YOTELの無料の朝食は、コーヒーとマフィンのみのシンプルなもので丁度良かった。特にマフィンはとても美味しかった。8時から9時前後はとても混み合うので注意。
マフィンは3種類くらいあってどれも美味しい
朝は結構混み合います
コストカットの裏には注意
良い点ばかり触れてきたがコストカットの裏には色々と注意点もある。
・アメニティが少ない
歯ブラシやティッシュ、パジャマはない。シャンプー・リンス・ボディソープは一体型タイプなので自分で持っていたほうが良い。コップは使い捨てタイプのものがあった。ドライヤーはあります。
・付近の道がちょっと怖い
最近開発が進んだとはいえ、付近は繁華街から少し離れており(タイムズスクエアから10分程度)、夜はちょっと怖い。とはいえ、女性一人で出歩いたりしなければ大丈夫なレベルかと思うが。
・プライバシーゼロの部屋
上の写真を見て頂ければ分かるが、お風呂とトイレがガラスで仕切られているのみでプライバシーが一切考慮されていない。一応、申し訳程度のブラインドはあるが、複数人で宿泊する場合などは注意したほうが良い。
まとめ
タイムズスクエア近くで一人で宿泊する場合、いわゆる「ホテルマンからの手厚いサーブ」を期待するのでなければ、このホテルを選んで失敗ということはないと思う。特にビジネスホテルとして使うのであれば、多くの点で効率化されているこのホテルのコスパはなかなか良い。
とはいえ日本なら50ドル程度で泊まれるこのレベルのホテルが、4倍以上のお値段というのだからやっぱりニューヨークはすごい街だ。
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