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2015年の阪神タイガース開幕オーダー&投手陣予想(その2)

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前回の記事で2015年の開幕予想オーダーを書いてみたので、続いて開幕投手陣の予想。中西コーチの発言から、先発は6枚、中継ぎ6枚で(右4枚、左2枚)、抑えが呉という布陣で予想してみた。

 

先発

ランディ・メッセンジャー(右)

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現時点の日本球界でもトップクラスのスタミナと奪三振率を誇る鉄人右腕。昨年は最多勝と最多奪三振に輝いたが、特筆すべきはそのスタミナ。3年連続で200イニング近く消化しているイニングイーターであり、文字通り阪神の投手陣を支える大黒柱である。キャンプイン時、激太りという記事が出たが、このスタミナを保つために必要な栄養を蓄えてるだけである。チャーシュー麺大好きおじさん。

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藤浪晋太郎(右)

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2年連続2桁勝利を上げた3年目右腕。最速157キロ、平均150キロのストレートが最大の武器。課題はコントロールで、四球で自滅するパターンが多く、イニングもメッセンジャーよりかなり少ない163回に留まる。コントロールを改善するため、昨年序盤は左足を三塁側に踏み出して投げる「インステップ投法」の改善を進めていたが、逆にコントロールにバラつきが増えたため後半では元に戻した。ストレートとカットボールで9割を占める投球スタイルであるが、もう一つカウントを整える球種を覚えて投球の幅を広げたい。キャンプではチェンジアップの習得を目指しているようだが果たして。

 

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藤浪、森との大阪桐蔭対決での157キロストレート

能見篤史(左)

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阪神左のエース。本格派左投手では珍しくフォークを武器にする。奪三振率が高い。これまで6年連続防御率2点台と安定した成績を残してきたが、昨年は開幕投手を務めた初戦から10失点を喫するなど防御率3.99、リーグ最多敗戦となる13敗など、散々なシーズンであった。今年は先発3番手と重責も軽減されたため、何とか復活してほしいところ。若く見えるが実は今年で36歳。同級生でもある井川があのまま阪神にいたら左の二枚看板になっていたかも、という妄想をしてしまう。能見専用のヒッティングマーチが作られるほどバッティングが得意。

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岩田稔(左)

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阪神「岩」シリーズの1人目。昨年久々の復活を遂げ、リーグ2位となる防御率2.54を記録した。後天性の糖尿病を患い、1日4回インスリン注射を打ちながらマウンドに立つ。長年ココリコ遠藤に似てると呼ばれてきたが、昨年から髭を生やしたせいか、風貌も投球スタイルも下柳に似てきた。援護率がリーグワーストの2.71(次点の内海が3.42)であったため、今年はもっと打ってあげて欲しい。

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岩崎優(左)

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「岩」シリーズ2人目。昨年はルーキーながら5勝を上げ、見事先発の穴を埋める活躍を見せた。「捉えられそうで捉えられない」往年の下柳や星野伸に近いイメージだ。いわゆる「阪神顔」とは真反対の優男スマイルとポーカーフェイスを使い分ける。キャンプは出遅れたが先日のオープン戦で挽回し、先発5番手を決めた。

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岩本輝(右)

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「岩」シリーズ3人目は秋山、岩貞、鶴、金田らとの争いの末先発6番手を勝ちとった岩本。145キロ前後のキレのあるストレートと縦に割れるカーブのコンビネーションでオープン戦で結果を残した。オスンファンと自主トレを行って、体が一回り大きくなった感がある。アウトローへのストレートと球速差のあるカーブのコントロールが抜群だが、この調子を開幕後も維持できるかがポイント。欲を言えば150キロ程度まで球速を伸ばしたい。

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中継ぎ

石崎剛(右)

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打者の成長株が江越なら、投手はこの石崎だろう。社会人時代と比べると特にスライダーが良くなった。また、全体的にコントロールが良くなり、結果として持ち味のストレートが生きている。福原が怪我で出遅れており、開幕一軍は確実。このまま行けば勝ちパターンでの起用も考えられる。また、福原復帰後は先発転向もあり得る。
 

渡辺亮(右)

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右投手で中継ぎ一軍に入ると想定されるのが渡辺だ。かつての阪神中継ぎ陣の功労者も近年は落ち込んでいたが、今年はしっかりオープン戦で結果を残している。主にビハインド時の起用が濃厚。しばらくは石崎との競争になるだろうが、下にも鶴や秋山、歳内らが控えており、一軍でも結果を残したい。
 

安藤優也(右)

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福原とのコンビで勝ちパターンで主に7回に起用された昨年。持ち前のアウトローへのストレートのコントロールは健在だが、少々オーバーウエート気味ではないか。オープン戦でも打ち込まれるケースが見られるし心配だ。ただしそこはベテラン、徐々に調子を上げていってくれるだろう。
 

松田遼馬(右)

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阪神の中継ぎで今年最もポジティブなニュースは、松田を開幕から起用できることだろう。おそらく、福原の代わりに呉に繋ぐ8回のセットアッパーを任されるはずだ。150キロを超えるストレートを連発する姿は藤川を彷彿とさせる。ただし、過去2年がそうだったように、懸念されるのは登板過多による離脱。イニング跨ぎ禁止など、起用方法は慎重に模索してほしい。

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島本浩也(左)

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正直、左の2枚は誰が開幕一軍となるのか悩ましいところ。高宮、二神らもオープン戦で結果を残しているだけに可能性はあるが、ここは育成から這い上がってきた22歳の島本を推したい。145キロ前後のストレートとコントロールで11試合連続無失点と、これ以上ない結果を残した。巨人山口のように育成の星となれるか。
 

榎田大樹(左)

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バレンティンに56号を打たれた投手でお馴染みの榎田。かつての左の中継ぎエースも先発転向後はくすぶっていたが、再度中継ぎに転向し、ここまでは結果を残している。主にビハインド時やロングリリーフの起用が期待される。
 

抑え

呉昇桓(右)

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昨年のセーブ王。「石直球」を武器にぐいぐいストレートで押していくスタイル。スタミナがあり、連投がきく。スタンリッジを放出して獲得したことは当時賛否両論あったが、抑えが固定されていることの重要性はポストシーズンでの大活躍により証明された。今年も大車輪の活躍が期待される。
 

まとめ

例年になく、若手の突き上げが活発なオフシーズンとなった。ここにまだドラフト1位ルーキー横山も控える。先発5、6番手や勝ちパターン以外の中継ぎ陣は、2軍メンバーと大きな差はないため、シーズンの展開に応じてフレキシブルに入れ替えがあるだろう。特に左投手は横山、岩貞、桑原、高宮、二神、加藤、金田と頭数が揃っており、阪神の強みにもなり得る。
それと今年は、個人的には3年目のシーズンとなる藤浪のさらなる飛躍を期待したい。田中将もダルビッシュも3年目で結果を残している。180回、15勝を目標にエースとしてもう一段階段を上がりたい。
 
▼球界エース達の高卒3年目の成績
松坂(21) 33試合 15勝15敗 240.1回 214奪三振 3.60 (沢村賞 最多奪三振 最多勝 GG B9) 

ダル(21) 26試合 15勝5敗 207.2回 210奪三振 1.82 (沢村賞 最多奪三振 GG B9 MVP) 
涌井(21) 28試合 17勝10敗 213.0回 141奪三振 2.79 (最多勝) 
田中(21) 25試合 15勝6敗 189.2回 171奪三振 2.33 
前田(21) 29試合 8勝14敗 193.0回 147奪三振 3.36 

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