2015年のペナントリーグがついに開幕
開幕初戦で阪神タイガースはなんとサヨナラ勝ちでスタート!開幕戦でサヨナラ勝ちは74年ぶりとのことで、幸先の良いスタートとなった。
阪神の開幕オーダーは1番鳥谷、3番西岡など、想定通りのメンバー。先発はメッセンジャーと中日山井という昨年の最多勝同士の対決となった。
1 (遊) 鳥谷 敬
2 (二) 上本 博紀
3 (三) 西岡 剛
4 (一) ゴメス
5 (左) マートン
6 (右) 福留 孝介
7 (捕) 梅野 隆太郎
8 (中) 大和
9 (投) メッセンジャー
試合展開
(1回〜7回)試合序盤から中盤までは劣勢。その中で榎田の好投が光る
初回から中日に先制され、重苦しいムードで試合開始。その後も5回、6回と失点を重ねるメッセンジャー。打線も、初回先頭バッターの鳥谷がヒットを打ってから6回まで1本もヒットが出ないなど、敗色濃厚の展開に。
しかし、7回をメッセンジャーから任された榎田が積極的なピッチングで完璧に抑え、流れを作った。良かった頃の榎田に戻ってきた印象だ。
(8回)新打線が機能し一気に逆転
試合展開が動いたのは8回裏。簡単に2アウトとなってから、先頭バッターの鳥谷が出塁後、上本、西岡、ゴメスの4連打で一挙に同点に。この試合のターニングポイントとなった。3番西岡には私もいまだ懐疑的ではあるが、今日は出塁率の高いバッターが上位に並ぶ新打線が機能したと言える。
この新打線の可能性は、1回裏の攻撃から垣間見えていた。1番の鳥谷が出塁後、2番の上本が簡単に送ることはせず、最後までヒッティングを貫いた(結果は三振)。昨年までは2番を務めた大和が送りバントを決めるシーンが多く見られたが、今年は積極的に繋ぐ攻撃が多く見られるだろう。
(8回〜10回)中継ぎ陣が踏ん張りサヨナラ勝ち
8回を任された桑原は148キロのストレートを記録するなど、調子は悪くはなかったと思うが、先頭バッターに四球し、さらに失点してしまったことは反省だろう。
9回の呉昇桓も先頭バッターに四球を与え、その後1アウト満塁のピンチを招いた。まだまだ本調子ではないだろうが、無失点に押さえたのはさすが。
10回の松田もランナーは出したものの押さえることができたのは評価できる。ストレートで三振を奪ったのも心強い。また、「同点の場合9回からいいピッチャーから順番に投入する」というセオリーから、呉の次に起用された松田は中継ぎの一番手の位置づけであることがわかった。
こうした中継ぎの踏ん張りもあり、10回裏、上本が四球で出塁後、俊介が送りバント、最終的にマートンのサヨナラ打で勝利を収めた。
まとめ
まだまだ開幕したばかりだが、新打線が無事に機能したこと、昨年から少しフレッシュになった中継ぎ陣が試合を作ったこと、についてはポジティブである。この流れをキープし開幕ダッシュを決めたいところだ。
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