先日、何事もなく朝起きたら左耳だけがやたら聞こえづらい。
昔から何度かこうした片耳だけが聞こえづらくなる症状は経験しており、「ああまたか・・・」と朝からテンションがダダ下がりしてしまった。
先日の頭痛の症状よろしく、よく体に不調をきたすもので。。。
「ゴー」「ブーン」「ボー」低音の耳鳴りは突然やってくる
片耳だけが聞こえづらくなるこの症状。
「ゴー」「ブーン」「ボー」など低音の耳鳴りとセットで発症することが多い。また、決まって朝目覚めたときに症状に気づくのだ。
右耳は正常であるし、めまいもない。聞こえづらい左耳もまったく聞こえないわけではないので、日常生活に支障が出るほどかと言えば、それほどでもない。ただ、自分の声が頭の中で響いて聞こえるし、耳鳴りも不快だ。
いつもは、放っておけば自然と治るのであるが、以前TVで耳鳴りは体の不調サインというのを見た記憶があったので、ネットで少し調べてみると、
「突発性難聴のおそれあり。治療が遅れると完治しないおそれ」とか「激しいめまいをともなうメニエール病の前段階」
など聞き捨てならない恐ろしい言葉がちらほら・・・
精神的なストレスや睡眠不足が主な原因
低音の耳鳴りについては、完全に原因は解明されてはいないらしい。これは頭痛などと同じで、複合的な要因により発症するものだからなのだろう。少し調べてみると即効で効くような抜本的な改善策はなさそうなことも分かった。
・精神的ストレスや過労、睡眠不足が主な原因であることが多い
・女性ホルモンのアンバランスによる自律神経の乱れであることも
・数日から数週間程度で治ることが多い
など、やはり原因としては頭痛などと同じく精神的な要素が大きいようだ。内耳に異常が発生し内リンパ液が多くなりすぎている状態らしい。
恐ろしいのはこうした耳鳴りが単なる一過性のものなのか、「突発性難聴」や「メニエール病」などの病気と区別が付きづらいこと。
個人的には、これまでこうした症状がでた場合はその日のうちに治ることが多かったので気にしたことはなかったが、「突発性難聴」や「メニエール病」が疑われる場合は、1日も早く入院して安静治療を行うことが望ましく、できれば1週間以内、遅くとも2週間以内の治療開始が必要とのこと。
よって、数日間は様子を見てみることにして、それでも改善されないようなら病院に行くことにした。
睡眠とお風呂と水分とビタミンの摂取で1日で改善した
病院に行かずに出来る治療方法としては、やはり精神的な原因を取り除き、リラックスできる状況を創りだすことである。
1.睡眠
実は、先週一杯マレーシアに海外旅行に行っていたので精神的にはリフレッシュできていると思っていたが、移動などで肉体的なストレスが溜まっていたのかもしれない。耳鳴りが発症してからは8時間は睡眠を取るように心がけた。
2.お風呂に浸かる
夏のあいだは基本的にシャワーしか浴びないのであるが、ストレスを感じたときには湯船にたっぷりお湯を貯めてお風呂に入ることにしている。ちなみに、耳周辺に42℃の熱めのお湯で温めるのも効果が高いらしい。
3.水分とビタミンの摂取
体内の水分が足りないと、血液の循環が悪くなり、耳鳴りの原因となることがあるらしい。よって十分な水分を摂取することにした。
それと、耳鳴りに効く栄養素として有名らしいビタミンB群、中でも、ビタミンB12は耳の健康を取り戻すことができるということで、頭痛に効くネイチャーメイドのサプリメントが余っていたのでこれを摂取した。
番外編
他にも音楽を聞いてリラックスしたり運動したりして気分転換するのも良いらしい。
また、自律神経や女性ホルモンの乱れという観点で言うとビタミンのみならず、漢方を摂取するのも良いと思う。ざっと調べてみたところ、自律神経失調症などに効果がある加味逍遥散(かみしょうようさん)という漢方などがおすすめのようだ。婦人科でも良く処方されるらしい。
また、頭痛や耳鳴り、立ちくらみやめまいに聞くと言われる苓桂朮甘湯(りゅうけいじゅつかんとう)の漢方も良いみたい。思い切り「耳鳴りに効く」と書いた漢方があるくらいだ。
まとめ
十分な睡眠、ストレスを溜めない、きちんとした栄養の摂取という、至ってシンプルな解決策であるが、これを続けると数日で耳鳴りは完全に治った。
ただし前述のとおり、数日たっても症状が改善されない場合は、「突発性難聴」と「メニエール病」の恐れがあるので早期に病院に行った方が良いだろう。