阪神ファン待望の久々の生え抜きのスター選手が生まれそうだ。2015年ドラフト1位の高山俊である。
高山俊とは
髙山 俊(たかやま しゅん、1993年4月18日 - )は、阪神タイガースに所属する千葉県船橋市出身のプロ野球選手(外野手)。2016年に阪神へ入団するまで、明治大学に在学。在学中には、東京六大学野球のリーグ戦で、通算131安打のリーグ記録を達成した。50m走を5秒8で走る俊足の持ち主。野球を始めた頃は右打ちだったが、小学3年生の時に、その脚力を見込んだ「ホワイトビーストロング」のコーチからの勧めで左打ちに転向した。左打席に入る時には、イチローのように、バットを立ててから構えに入っている。アベレージヒッターでありながら、スイングスピードは最速で161kmを計測。
新人離れしたバットコントロールが持ち味
オープン戦での好成績(打率.327 打点4)、数多くの野球関係者からの高評価していることからも分かるように、新人離れしたバットコントロールが高山の持ち味である。
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スタンスはスクエアスタンス。右足を高く上げてタイミングを図り、ぎりぎりまでひきつけてボールを見極め、広角に強い打球を打つことができる。他の打者が打ち損じる難しい弾も弾き返すバットコントロールの良さは天性のものだろう。また、以下の動画を見てみると分かるように、非常にスイングスピードが早い。スイングスピードは161キロとの報道もあり、バッティングにおいてはほぼ完成されているといって良い。
バッティングだけじゃない!守備走塁も水準以上の実力
守備走塁も水準以上だ。打球に対する反応もまずまずで、守備範囲も悪くない。肩は遠投が110メートルと強肩と呼べる水準である。阪神ではレフトとして起用されることが想定されるが、少なくともマートン以上の守備力は備えていると言って間違いない。
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走塁も悪くない。50mを5秒8、塁間タイムは4.10秒前後と中々の俊足。オープン戦でランニングホームランを記録しており、積極的な走塁を掲げる金本阪神における1番打者として十分な実力を兼ね備えていると言えるだろう。それを象徴するように開幕第2戦で早速その積極的な走塁を見せてくれた。
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第2の高橋由、稲葉のような球界を代表するスターを目指せ!
上記のように高山は走攻守揃った万能な外野手と言える。高山が上を目指していく上で同じようなプレースタイルと言えば、巨人の高橋由、ヤクルト/日ハムの稲葉が思い出される。動画を見て頂ければ分かるが、高山と前述の2人は左バッターかつ外野手、しかもバッティングフォームも似ており、早晩日本を代表する選手に成長することが期待される。
高橋由。1年目の若かりし頃であるが足の使い方が似ている
稲葉。ボールを見極めながらスイングするスタイルはかなり似ている
走攻守三拍子そろった高山に弱点はあるのか?
これといって弱点の見つからない高山であるが、まだまだ1年目のルーキーである。好不調の波はきっとあるはずなので、そのときにいかに1軍にしがみついていけるかが鍵になる。また、首脳陣もファンも辛抱強く見守ることができれば、鳥谷以来の生え抜きスターの誕生する日は近いだろう。