それから、私はいつも25分のレッスンを連続して受講しているのだが、DMM英会話の教材だと若干ボリュームが少なく、物足りなくなってきたことが上げられる。
個人的に、フリーディスカッションでオンライン英会話の時間を消化するのは、あまり自分の英語力向上に繋がらないと思っているので、やっぱり何か教材を使いたかった。
- 50分のレッスンに耐えうるボリューム感であること
- 長すぎず、かつ適度な難易度の記事(要は中級者向け)であること
- それでいて面白く興味を引かせる教材
を満たすような教材を探していたら、なかなか良い教材を見つけたので紹介したい。
Breaking News Englishとは
Breaking News Englishは英語学習者用のニュースサイト。現在1500以上の記事があり、3日に1度のペースで新しい記事が増える。時事ネタや面白いトピックが多いし、ボリュームも丁度良い。各ニュース記事の下に英語学習者用の練習問題もあります。
Breaking News Englishの使い方
インプットとしての活用方法(予習)
Breaking Newsは内容が充実しているので、レッスン本番時のみならず、インプットとして、下記の作業を予習と位置付けて行うと、より効果的にオンラインレッスンを進められる。
私はこれは通勤時間中にやっているのだが、すぐに時間が経つのでオススメ。
- レッスンで使いたい記事を選ぶ
- アメリカ英語のMediumスピードでリスニングする
- 聞き取れなかった部分を中心に英語をリーディングする
- イギリス英語のMediumスピードでリスニングする
- Speed Reading 300wpmをやってみる
1.レッスンで使いたい記事を選ぶ
まずはレッスンで使いたい記事を選ぶ。タイトルを読んでみて気になった記事を選ぼう。興味のある記事で良い。最近面白かったのは「Man sells British countryside air to China(イギリスの田舎の空気を中国に売りつける男)」
2.アメリカ英語のMediumスピードでリスニングする
次にリスニングを行う。スピードはMedium。個人的にはざっくり内容が把握出来ればOKとしている。
3.聞き取れなかった部分を中心に記事をリーディングする
リスニングのあと、聞き取れなかった部分や、分からなかった単語を中心に記事のリーディングを行う。
4.イギリス英語のMediumスピードでリスニングする
次にイギリス英語のリスニング。これは人によっては不要かも。私は仕事でイギリス英語を使う機会があるかもしれないので、一応やっている。
5.Speed Reading 300wpmをやってみる
ここまでやれば記事の内容は理解できているはず。その上でSpeed Reading 300wpmにトライ。自動的に文章がスクロールしていくのでそれに付いていけるか確認する。ネイティブの読書スピード(250wpm)よりやや早いレベル。意味を理解していてもギリ付いていけるか際どい…
アウトプットとしての活用方法(レッスン本番)
次にアウトプットとしてオンライン英会話のレッスン本番時の活用方法をご紹介したい。インプットで学んだことをベースに理解を深め、会話を広げていくのが目的である。
- 記事を音読する
- BEFORE READING / LISTENINGパートのTrue/Falseセクションをやる
- COMPREHENSION QUESTIONSをやる
- DISCUSSIONパートをやる
1.記事を音読する
オンラインレッスンが始まったら、事前準備で読み込んだ記事のURLを講師に送り、まずは記事の音読をやる。先生に読んでもらってから音読してもよいし、自分一人でいきなりやっても良い。ちなみに私は後者です。"I’d like to read it by myself. Would you correct me when I make a mistake?"と断ってからやってます。
このとき、分からない表現やフレーズ、文章があったら「理解できるまで徹底的に講師に質問すること」が重要。これ大事!!
Breaking News Englishは日本語訳がないので、分からないまま進んでしまうと、一生わからないままです。
2.BEFORE READING / LISTENINGパートのTrue/Falseセクションをやる
上記が終わったら次にBEFORE READING / LISTENINGパートのTrue/Falseセクションをやってみる。このセクションで重要なのは、なるべく本文を見ないで回答すること。また、なぜTrue or Falseなのか自分の言葉で表現すること。
以前、本文を読みながら単調にIt's True/Falseと答えていたら上記のようにやったほうが効果的と講師に言われてから、このようなやり方で取り組んでいる。もちろん、本文を忘れてしまったら"Let me check the article again?"と一言添えて確認しよう。
3.COMPREHENSION QUESTIONSをやる
ここまで来たらこの記事の理解度は相当深まっているはず。ということでCOMPREHENSION QUESTIONSで総まとめ。
4.DISCUSSIONパートをやる
私の場合、1〜3をこなした段階で10〜20分程度残っていることが多い。最後にDISCUSSIONパートを行い、積極的な意見交換を行おう。生徒Aだけで十分かな。
Breaking News Englishのレベル
Breaking News Englishはレベル0〜6まであるが、レベルによって教材の充実度が異なる。レベル3とレベル6が圧倒的に充実しているので、初級者はレベル3、中・上級者はレベル6をやるのが良いだろう。
日本語訳は無いので初心者には少し難しいかもしれないが、オンライン英会話の標準教材に飽きたときにはとても優れた教材であると思う。