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【書評】ETF投資入門 (日経文庫)

ETF投資入門 (日経文庫)

ETFとは、Exchange Traded Fund (上場投資信託)の略で、上場している投資信託である。

「上場している投資信託」この意味が分からない場合、まずは本書を読むのが手っ取り早いだろう。新書で読みやすいし、発行後4年以上経っているのでAmazonでも安く入手できる。

一般的には身近とは言いがたいETFを、その第一人者であるカン・チュンド氏が、分かりやすく解説しており、特にポートフォリオの組み方について詳細に説明されていて参考となる。

簡単に言えば、「低コストでバラエティに富んだ運用が可能だが、積立投資に不向きなETF」という構図である。

「まとまったお金はETF、毎月定額のお金は非上場インデックス・ファンドというように『使い分け』をすればよいのです」

と筆者も述べている通り、リレー投資をベースとして、ETFとインデックスファンドを使い分けるのが定石と言えよう。

しかし、最近はNISAの登場や、低コストインデックスファンドの登場により、ETFの優位性は揺らぎつつあるように思えるので、最新の情勢を加味した改版を期待したい。

ETF投資入門 (日経文庫)

ETF投資入門 (日経文庫)