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2015年阪神3年目の北條史也の覚醒を待つ

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2015年の阪神タイガースは、若手外野手の江越、横田らに期待が集まっているが、内野でも虎視眈々とチャンスを狙う男がいる。2012年阪神ドラフト2位の北條史也(20)だ。

北條史也とは

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北條 史也(ほうじょう ふみや、1994年7月29日 - )は、阪神タイガースに所属するプロ野球選手(内野手)。光星学院高時代は、2011年夏から、2012年春、2012年夏と3大会連続で準優勝を記録するなど、主砲としてチームを引っ張った。第94回全国高等学校野球選手権大会では、1大会4本塁打を放つなど4番打者として活躍。決勝戦では、後にプロでチームメイトとなる藤浪晋太郎を擁する大阪桐蔭高と対戦。高校通算25本塁打。2012年のドラフト会議で、阪神タイガースから2巡目指名を受け入団。背番号は2。

期待度の高さは阪神の若手で一番

首脳陣からの期待度の高さは、昨年度のファームでの打数がトップの324という数字からも一目瞭然。北條もそんな首脳陣の期待に応えるべく、チーム最高打率、チーム最多安打、リーグ最多四球(52)、リーグ最多試合出場(102)を記録し、9月29日にはプロ入り初1軍昇格も果たしている。

昨年度のファーム成績

打率.259 本塁打2 打点23 盗塁2 三振72 長打率.336 出塁率.367 OPS.703

今年のキャンプも一軍スタート。色々と檄も飛んでいるようだがそれは期待の裏返し。そんな期待を受けて、本人からも3年目の今年にかける意気込みを感じる。

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高い二遊間スタメンの壁

そんな期待度の高い北條であるが、阪神の二遊間スタメンの壁は高い。球界トップクラスの遊撃手である鳥谷、実績充分の西岡、昨年ブレークした上本、彼らを押しのけてスタメンにのし上がるのはかなり難しいかもしれない。

しかし、連続出場試合記録を更新し続ける鳥谷は別格としても、西岡や上本は怪我がちで、144試合フルで起用できるとは思えない。また、スタメンが確定していないサード、ゴメス以外に適任者が見当たらないファーストなど、今年の阪神の内野のスタメンは流動的になることが想定される。また、新井貴が抜けたことも大きい。鳥谷、西岡、上本らに何かがあれば、坂、今成、新井良、荒木らとの争いとなるが、守備力に定評がある北條は一軍でのチャンスが回ってくる可能性が高い。

北條の目指すべきプレースタイル

上述の通り、今年は十分に北條にもチャンスが巡ってくるはずだ。そこで北條の持ち味をしっかりと認識しておきたい。

  • 犠打が上手い(昨年ウエスタンリーグ3位、阪神最多の17犠打)
  • 四球を選べる選球眼の良さ(昨季ウエスタンリーグ最多の52四球)
  • マルチで堅実な守備(ショート、セカンド、サード

これらの特徴を見ると、かつての中日井端や、ヤクルト田中浩、そして何と言っても和田監督のような「派手さはないが守備がうまく堅実でいやらしい2番打者」というプレースタイルがしっくりくる。こういう選手が台頭してくると、チームの厚みが一層増すので、ぜひとも頑張ってもらいたい。

まとめ

同期入団の藤浪ははるか遠くに行ってしまった感があるが、今年は結果への強い意気込みを見せる北條。噂されたオリックス中島やヤクルト大引らが阪神に加入しなかったのは、北條にとっては追い風となる。いかんせん「地味な選手」という印象が強いが、持ち味である粘りのある打席と守備力をアピールしながら、元来のパンチのある打撃をアピールして、一軍定着を狙って欲しい。

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